共通仮設工事

共通仮設は、工事が終われば無くなるものでありますが、工事を円滑に進め、お住まいの方と施工会社がコミュニケーションを図るために、とても重要です。

工事に先立ち現場事務所、作業員詰所、資材置場、仮設倉庫、仮設トイレ、洗い場などを設置するほか、工事で使用する電力や水、排水処理、各所の養生、発生材の処分、諸官庁へ届出も共通仮設工事に該当します。そのほか、現場事務所の備品、エントランスに設置する工事用掲示板、各戸に配布するお知らせなども共通仮設工事の費用に含まれます。

マンションの大規模修繕工事は人が住まいながらの工事であるため、居住者の日常生活に対する配慮が大切です。交通誘導員の配置や各所養生、仮囲いなどに対する費用は丁寧で高品質な工事には不可欠です。共用電源ではなく、引き込み柱を立て外部から直接引き込む場合の仮設配線・仮設盤の保安対策や沈殿槽付き排水設備の使用、日常の整理整頓、清掃、段差や危険箇所に対しての安全標識の設置、工事用掲示板を利用して洗濯物情報や工事情報の提供など、細かい気配りが現場代理人には求められます。

現場事務所を設置するスペースがない場合は外部のマンションを賃貸しますが、集会室などを借用できれば共通仮設工事の費用を削減することが可能です。また、足場設置や機械式駐車場の塗装などで車を外部に移動するケースも、敷地内で駐車スペースを確保できれば同様に工事費削減につながります。