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補助金・助成金を
活用した工事

補助金・助成金を活用した施工実績多数

大規模修繕工事にかかる費用は膨大なものです。その費用は皆様の大切な修繕積立金です。
建物の劣化状況やバリューアップの要望によっては積立金が不足して、金融機関からの借り入れや一時金の徴収が必要になることもございます。
三和建装では国や地方自治体がそれぞれに制度建てした補助金や助成金を単発ではなく、複数の補助金や助成金をコーディネートするノウハウを持っており、
一つ一つの管理組合様のご要望や実状に合わせ、より満足度の高い計画を提案させて頂いております。
三和建装では、補助金・助成金を使った施工実績が多数あるので、補助金・助成金を受けたいという方はぜひお気軽にご相談ください。
※補助金や助成金は交付団体により対象の工事内容や交付額、全体の年度予算が毎年変わりますので、下記の事例通りにはならないことをご了承ください。

  1. 活用例①:照明器具共用照明LED化工事

    【東京都 練馬区の場合】
    上限20万円/戸または工事費の2分の1

    共用部分における身近な省エネ対策として照明器具があります。LED化により電気使用量の削減を図ることができるだけでなく、CO2の削減に繋がり地球温暖化対策にも貢献できます。また、長寿命であることから、電球や器具の交換サイクルも長くなり、管理労力の削減、長期的なランニングコストの削減にもつながります。行政などからLED設置の助成金がある場合には、これを有効に活用することで設置費用が抑えられるため、さらに回収期間が短くなるなど、管理組合としてのメリットが大きくなります。

    LED照明の特徴

    1. 長寿命・・・約4万時間、蛍光灯の約4倍、白熱灯の約40倍
    2. 電気使用量の削減・・・蛍光灯の約50%、白熱電球の約80%
    3. 環境にやさしい・・・水銀・鉛など有害物質を使用していない
    4. 防虫効果あり・・・紫外線を出さないので、虫が集まりにくい

    【参考元】豊島区 マンション省エネガイドブック

    マンションにおけるLED活用例

    マンション共用部分でLED化するのに適する箇所はエントランス、エレベータホール、廊下、外階段、誘導灯、駐車場、自転車置場、庭園灯などです。24時間または長時間点灯している箇所に特に省エネ効果が現れます。

    • エントランス

      マンションの顔であるエントランスをLED化することで、省エネ効果に加えて明るくしたり、高級感を演出することも可能です。

    • 誘導灯・非常照明

      誘導灯・非常照明(常時点灯型)は、24時間点灯しているので、省エネ効果は高いです。

    • 廊下・外階段灯

      開放廊下、屋内廊下ともに、省エネ効果が高い場所なのでLED化に適しています。
      外部から見える開放廊下では昼光色と昼白色の選び方でマンション外観のイメージも変わります。

    • 駐車場・駐輪場

      屋内駐車場、屋内駐輪場など24時間点灯することが多い場所をLED化することにより、省エネ効果に加えて明るくなることから防犯効果も期待できます。

    • 庭園灯・外灯

      LED化することで、省エネ効果だけではなく安全で環境にやさしい効果も生まれます。

  2. 活用例②:外壁・屋上外断熱改修工事

    【東京都 練馬区の場合】
    上限50万円/戸または工事費の3分の2

    外断熱とは?

    外断熱工法は、コンクリート建物の外側を断熱材で包み込む工法です。強烈な日差しや寒さから守られたコンクリートは、その蓄熱効果で夏涼しく、冬暖かい状態を保つことができます。冷暖房効率が良く、省エネになるため、CO2発生の抑制にもなります。
    また、建物が外気と遮断されているため、全ての部屋の温度を一定に保ち、結露によるカビやダニの発生も防ぎ、健康で快適な、住む人にやさしい居住空間を実現します。

    1. メリット冷暖房費の節約

      冷暖房って、その季節になるとずっと使うものだから、ちょっとした冷暖房費の差が積み重なって大きな違いが出ますよね。外断熱の冷暖房効果が高いということは、快適で家計にもやさしいということ。
      1日の電気の使用量が、暖房の場合従来工法の約53%で済んだ、という実験結果もあるほどです。さらに、窓などを真空ガラスや二重ガラスなど断熱性を高めることを組み合わせれば、より高い省エネ効果が得られます。

    2. メリット結露の発生を抑える

      結露で困ったことはありませんか?内断熱の場合、冬には室内の暖かい空気が冷たいガラスなどに接して冷され結露ができます。壁にも断熱材や内装によって見えませんが、壁と断熱材の間に結露ができることがあります。一方、外断熱ならコンクリート自体が断熱材で守られているので、室内側の温度が高くなり結露ができにくくなるのです。これはマンションにお住まいの方にとって非常にうれしいことです。

    3. メリットカビやダニを防ぐ

      結露はカビの発生につながります。「内断熱」では、壁と断熱材の間の見えない箇所に発生した結露が原因となって、知らない間にカビが増えていきます。温度や湿度が高い環境はカビが大好物のダニの発生にも適しているのです。これらのカビやダニが、アトピーやぜんそくの原因になっていることはご存知の通りです。一方「外断熱」なら結露が発生しない。だからカビが発生しない。したがってダニとは無縁。家族みんなが健康的に暮らすことができるのです。

    4. メリット資産価値の向上

      外断熱の建物は外気の影響を直接受けないため外壁の劣化、例えばクラックや鉄筋のサビなどが進みにくいのです。そのため大規模改修の期間が延ばせるばかりでなく、売却時の資産価値が内断熱建物に比べて高く評価されます。

  3. 活用例③:窓まわりサッシ・窓ガラス交換工事

    【東京都の場合】
    上限100万円/戸または工事費の3分の1

    アルミサッシと窓ガラスを交換することで、居住性は格段に向上します。例えば、高遮熱断熱Low-E複層ガラスは、室外側ガラスの内側に特殊金属膜をコーティングした複層ガラスで、遮熱性能、断熱性能が高まり、冷暖房効果が高いエコガラスです。
    アルミサッシ(窓ガラスを含む)の交換工事は、共用部分のため、「管理組合の責任と負担」で実施します。電球や器具の交換サイクルも長くなり、管理労力の削減、長期的なランニングコストの削減にもつながります。工事の際は居住者の在宅での協力が必要です。

    サッシ交換のメリット

    1. 快適性向上・・・開け閉めがしやすい。
    2. 断熱性向上・・・冬は暖かく、夏は涼しい。
    3. 気密性向上・・・隙間風、騒音防止。
    4. 安全性向上・・・防犯、ガラス飛散防止。

    Low-E 複層ガラスのメリット

    1. 快適性向上・・・結露防止。
    2. 断熱性向上・・・冬は暖かく、夏は涼しい。
    3. 利便性向上・・・既存サッシのままガラス交換可。
    4. 経済性向上・・・エネルギー効率高く、光熱費削減可。
    • エコガラスの日射量
    • エコガラスの断熱性能

    【参考元】一般社団法人 日本建材・住宅設備産業協会既存マンション省エネ改修のご提案

  4. 活用例④:玄関玄関ドア交換工事

    【神奈川県 川崎市の場合】
    上限1万円/戸または工事費の3分の1

    窓と並んで大きな開口部である玄関扉からも熱の出入りがあります。特に、築後30年以上のマンションでは、鋼板1枚のプレスドアと呼ばれるタイプが多く、周辺の気密ゴムも劣化して、冬季のすきま風や結露に悩まされることもあります。
    加えて、従来の改修工法では枠を取り外すためコンクリート壁を壊して撤去しなければならず、騒音や粉じんが大量に発生し、居住者が生活するマンションではなかなか工事に踏み切れませんでした。
    しかし、近年では既存の枠を撤去せずに改修玄関扉の枠を被せるカバー工法が主流となり、数時間で新しい玄関扉に取り替えることが可能になりました。改修した玄関扉は、見栄えもよくなり両面の鋼板の間に断熱材(グラスウール等)が充填され、断熱や遮音性能も向上します。

    玄関ドア交換のメリット

    1. 省エネ性向上・・・室外への熱損失を抑えて、冷暖房負荷を軽減し省エネに寄与。
    2. 気密性・遮音性向上・・・優れた防音性能により、騒音や隙間風を軽減できます。
    3. 防火性向上・・・平成12年建設省告示、第1369号該当の特定防火設備(旧甲型防火戸)。
    4. 経済性向上・・・建物変形対応仕様は、地震でドア・枠が変形しても、扉がスムーズに開放でき、容易に脱出可能。
    5. 経済性向上・・・錠前を耐ピッキング性能やサムターン回し対策があるタイプへ変えることにより、防犯性能も向上。

    ワンポイント

    玄関扉*は標準管理規約では共用部分です。したがって区分所有者が勝手に玄関扉を交換することはできません。また玄関扉を全戸交換する場合、承認手続きは普通決議となりますが、交換費用は管理組合の負担となるため、長期修繕計画に基づいた計画的な予算確保と合意形成が必要です。
    *玄関扉の内側と錠は専有部分、それ以外は共用部分です。

  5. 活用例⑤:給水設備給排水配管更新工事

    【国交省・長期優良住宅化リフォーム事業】
    上限200万円/戸または工事費の3分の1

    給水方式には、いったん受水槽に水を貯めておく受水槽式(高置水槽方式・ポンプ直送方式等)と水道本管から各戸に直接給水する直結(増圧直結)方式の給水方式があります。現在のマンションでは、直結された水道に圧力をかけて給水する、増圧直結方式が主流になっています。水道本管からの圧力を利用できるため、省エネ効果が高くなります。既存が受水槽式のマンションでも工事により増圧直結方式に変更することが可能です。

    【参考元】豊島区 マンション省エネガイドブック

    直結・増圧方式の特徴

    • 水道管の圧力を有効活用できるため、ポンプの省電力化が可能です。 
    • 水道本管からいつでも新鮮な水が供給されます。
    • 受水槽、高置水槽がなくなるため、点検費用や清掃費用も不要となります。
    • 受水槽などを撤去したスペースで駐輪場や防災備蓄倉庫など有効利用が可能です。
    • 貯水機能がないため、水道工事や災害等で断水になる場合には直ちに給水が停止になります。
      • 停電でポンプが停止しても、3階程度ならば水圧だけで給水ができます。

    【事 例】都内某マンション・35世帯・7階建て・直結増圧力給水ポンプに変更

    【参考元】一般社団法人 日本建材・住宅設備産業協会既存マンション省エネ改修のご提案

    ワンポイント

    給水方式の変更に関する決議は、形状の著しい変化はないため、普通決議です。受水槽の撤去後のスペース活用方法で、形状が著しく変わる場合に特別決議となる場合もあります。ポンプや受水槽の取替え時期や給水管の更新工事などのタイミングで実施するのが一般的です。

  6. 活用例⑥:バリアフリーバリアフリー工事

    【神奈川県 川崎市の場合】
    上限100万円/戸または工事費の3分の1

    現代のマンション事情を考慮すると、未来に向けて特に注目したいテーマにバリアフリー化が挙げられます。高齢化がますます進行していくと予測される日本において、住環境のバリアフリー化を行うことは大きな課題です。
    バリアフリーのマンションは高齢者や障害者も入居しやすいため、それだけ入居希望者の間口を広く持てます。また、管理組合が将来を見据えた取り組みを行っているという姿勢が伝わるため、新規入居者へのアピールにもなります。

    バリアフリー化工事の例

    • エントランス

      車椅子が通れなかったり、高齢者や子供などが転んで怪我をする可能性が懸念されるため、バリアフリーの観点で考える通路の段差や幅、大型の開き扉等は対処を行いたい箇所です。

    • 階段・廊下

      2000年の建築基準法の改正によって、以降に建設される建物の階段には手すりの設置が義務づけられました。

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